桂田精一(知床遊覧船社長)は逮捕や罪に問われない?船体引き揚げ困難の理由は何?

北海道知床半島の沖合で事故を起こした観光船「KAZUⅠ」が、水深120メートルの海底で見つかりましたが、船体引き揚げが難しいという。

そこで今回は、桂田精一社長が逮捕や罪に問われない可能性や、船体引き揚げ困難の理由について調べてみました。

目次

沈没した観光船「KAZU 1」の状態は?

北海道知床半島の沖合で事故を起こした観光船「KAZUⅠ」が、水深120メートルの海底で見つかったと報じられています。

「KAZUⅠ」は、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」が、水中カメラで発見し、発見場所は、救援要請していた「カシュニの滝」から沖合約1キロの海底で、水深120メートルは、太陽光が届かない深さだという。

水深120mとは?

水深120メートルは、太陽光が届かないというかなりの深さであり、海上保安庁の潜水士が潜れる水深の限度は60メートルだそうです。

このままでは、現状がどうなっているのか、人の目による確認は難しいという。

引き揚げ困難の理由は何?

引き揚げ困難の理由については、次のような理由があります。

作業は天候に左右されやすい。作業前には、船体が海底の水圧にどの程度、耐えられるのか確認する必要もあるという。

強度が弱いと作業の過程で破損する恐れがあるからだ。「KAZUⅠ」は、建造から約40年も経つ古い船のうえ、過去には事故を起こして修理もしている。

引き揚げ作業は、相当慎重に行う必要がありそうだ。

引用元:日刊ゲンダイ

引き揚げは船主の義務じゃない?

沈没した船の引き揚げには、海上保安庁が所有者に引き揚げを命じ、民間のサルベージ船が委託を受けて引き揚げることが多いようです。

しかし、引き揚げには多額のカネがかかるようですが、船主の義務ではないという。

多額のお金がかかって、しかも船主に引き揚げ義務がないとしたら、やらない方を選択することは考えられますね。

桂田精一社長は逮捕や罪に問われない?

海上保安庁は、業務上過失致死などの容疑で捜査を続けていますが、「KAZUⅠ」の引き揚げが難航し、引き揚げができないと、事故原因が特定されないことから、桂田精一社長の刑事責任を問うことができないという。

これだけ多くの方が亡くなっており、社長の桂田精一氏も土下座をして謝罪しているわけですから、責任を痛感されているわけですよね。

それなのに、船体が引き揚げられないと罪に問われないとは、ちょっと解せないですね。

元東京地検検事の落合洋司弁護士は次のように話しています。

「今回、桂田社長を罪に問うとしたら、業務上過失致死罪になるでしょう。

船舶事故は、事故発生に対して、誰が注意義務を負うべき者だったのか、誰が注意義務を怠ったのか、認定するのは簡単ではありません。

船体を海底から引き揚げられないと、船体を検証できず、事故の原因を確定することが難しくなるので、刑事責任を問うのは、もっと難しくなると思います。疑わしきは罰せずが、大原則ですからね」

引用元:日刊ゲンダイ

みんなの声は

会社員B

警察・検察が捜査権限を根拠に引き揚げることも可能なのでは? その場合は税金での負担になるのか。船主の負担なしで税金使うなんて、なんかおかしいよね?

女性B

もし、この会社が「やっぱり駄目です、うちじゃできません」って言っても法律違反ではないってことだよね?

若者A

もし船体を引き揚げなかったとしたら、多数の死者が出た船が沈んでいる海域を、今後、クルーズ観光するなど考えられない。

女性A

この話が事実なら、莫大な費用を負担して引き揚げて自分が裁判に不利になるようなことをこの社長がするとは考えられない!

桂田精一の逮捕や罪まとめ

今回は、桂田精一社長が逮捕や罪に問われない可能性や、船体引き揚げ困難の理由について調べてみました。

水深120mの海底に沈んでしまった、観光船ですが、船体の引き揚げが困難で、その結果原因が特定できず、逮捕や罪に問われない可能性が出てきましたね。

これだけずさんな管理や、運航規程もいい加減で多くの犠牲者を出してしまった会社の社長ですから、無罪放免というわけにはいかないでしょう。

しかし、現状では物的証拠が無いということで、社長の刑事責任追及が難しいといわれています。

被害者の家族は、一刻も早く引き揚げてもらいたいでしょうね。

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