日本大学の付属病院の建て替え工事をめぐる背任事件で、日大事業部の社長らが、日大理事の井ノ口忠男容疑者から、設計業者の選定過程で評価点を改ざんする指示を受けたと認めています。
そこで今回は、附属病院の背任事件で業者選定に評価点の水増しをした、日大事業部の社長や役員は誰なのかを、見ていきたいと思います。
日本大学事業部の代表取締役社長は誰?
日大事業部の概要
正式名称:株式会社日本大学事業部
本社所在地:東京都世田谷区赤堤五丁目36番20号
設立:2010年1月7日
事業内容:保険代理店事業、教育・研究支援事業、キャンパス環境管理事業、人材サービス事業、不動産関連事業、イベントプロデュース事業
代表取締役:出村克宣
資本金:5000万円
従業員:47名
出資者:学校法人日本大学
(日本大学HPより)
日大事業部は、田中英壽氏が第12代理事長に就任した翌年の2009年7月、事業会社開設準備室を設置し、2010年1月に設立されています。
日大事業部社長は、出村克宣氏です。
ただし現在は、10月8日に事業部の臨時株主総会が開かれ、役員全員の辞職も決まったようです。東京新聞より
2014年には売上高が13億円、2016年44億円、2017年約70億円と急成長を遂げています。
日本大学事業部の役員は誰
今回の病院建て替えの背任事件で、臨時株主総会が開かれ、役員全員の辞職も決まったと報じられています。
日本大学付属病院の建て替え工事を巡る背任事件で、東京地検特捜部に逮捕された日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)が8日、日大の関連会社「日本大学事業部」(東京都世田谷区)の取締役を解任されたことが関係者の話で分かった。この日、事業部の臨時株主総会が開かれ、井ノ口容疑者以外の役員全員の辞職も決まったという。
引用:東京新聞
日大附属病院の背任事件に加担!?
日本大学事業部の社長や役員は、背任事件に加担していたのでしょうか。
日本大学事業部では、今回の日大附属病院の建て替え工事について、日大から業者選定などを委託されていました。
関係者の話では、昨年2月ごろ、井ノ口容疑者は意中の都内の設計会社が評価点で1位を取れなかったことがわかり、「それでは困る。どうにかできないか」不満漏らしたという。
そして、日大事業部の社長ら複数人に対し、都内の設計会社の評価点を水増しするよう指示したという。
産経新聞では、日大理事が怖かったと関連会社の社長らが供述しているという。
日本大学の付属病院の建て替え工事をめぐる背任事件で、日大の関連会社の社長らが、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)=背任容疑で逮捕=から設計業者の選定過程で評価点を改竄(かいざん)するよう指示を受けたと認め、「井ノ口容疑者が怖かった」などと供述していることが12日、関係者への取材で分かった。
引用:産経新聞
「井ノ口容疑者が怖かった」というのは、どんな組織体制だったのか疑問に思ってしまいますね~
悪いとわかっていながら、不正をはたらいてしまったという、こんな脅しに屈して、いい仕事ができるのでしょうか。
さらに
関係者によると、日大事業部の取締役だった井ノ口容疑者は物品調達の業者選定などをめぐっても主導権を持ち、上役にあたる社長でさえ、同容疑者に逆らえない状態が続いていたとされる。
上役にあたる社長でさえ逆らえないなんて、組織としての意思決定機関が全く働いていませんね~
ここまでひどい組織だったとは、日大の学生もガッカリしているのではないでしょうか。

みんなの声は

「井ノ口理事が怖かった」 最高学府である大学理事を恐れねばならないとは、一体どういう事なのだろう。
まるで「井ノ口若頭が怖かった」といったニュアンスにも聞こえてしまう。



何故井ノ口が怖かったのか、それは実質、それが田中理事長の意思だからだったからでしょう。
常務理事を務める役員でさえ逆らえないとは。



反社組織とやっていることが同じ。ホントに日大って教育機関なの?



関連会社社長が自白してるような報道ですが?
逮捕はまずここからでは?
日本大学事業部の社長や役員は誰まとめ
今回は、附属病院の背任事件で業者選定に評価点の水増しをした、日大事業部の社長や役員は誰なのかを、見てきました。
日大事業部は、田中英壽氏が第12代理事長に就任した後に、事業会社開設準備室が設置され、2010年1月に設立されました。
日大事業部の社長は、代表取締役の出村克宣氏で、保険代理店事業、教育・研究支援事業をはじめ数多くのプロジェクト事業を展開し、大きく業績も伸ばしています。
しかし、今回の背任事件では、設計業者の業者選定を委託されましたが、「井ノ口容疑者が怖かった」として、業者選定にかかる評価点を水増しする指示に従っていたようですね。
組織の体質そのものを変えなくてはならないでしょうね!
今後の捜査の進展が注目されるところです。
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