トヨタ自動車は、車の内装や外装の部品を製造する取引先企業の「小島プレス工業」がサイバー攻撃を受けたと報じています。
そこで今回は、トヨタ自動車の取引先企業・小島プレス工業がサイバー攻撃を受けた理由や、ランサムウェアって何なのか調べてみました。
トヨタの小島プレス工業のサイバー攻撃とは
トヨタ自動車の取引先企業の小島プレス工業が受けたサイバー攻撃とはどのようなものなのでしょう。
トヨタ自動車は1日、車の内装や外装の部品を製造する取引先企業がサイバー攻撃を受けたため、国内にある全ての工場を停止しました。攻撃されたのは『小島プレス工業』。サイバー攻撃は、身代金要求型の“ランサムウェア攻撃”とみられます。
引用元:Yahoo!ニュース
日本政府が、ウクライナ東部の親ロシア派地域に対し、初めて具体的な経済制裁を発表したことからの報復措置と考えられるようです。
松野官房長官は、「ウクライナ情勢を含む昨今の情勢から、サイバー攻撃事案のリスクは高まっており、DDoS攻撃やランサムウェア攻撃などによる企業への被害が発生する懸念が強まっている」と述べています。
実際に、特定の企業がサイバー攻撃を受けたことで、リスクが高まっていることから、企業では対策強化が必要となっているようです。
小島プレス工業がサイバー攻撃を受けた理由は何?
本来であれば、大手企業のトヨタ自動車を狙うべきところですが、小島プレス工業がサイバー攻撃を受けた理由については、なぜなのでしょうか。
萩生田経済産業大臣は次のように話しています。
「トヨタ本社のようなところは、かなり要塞化をしているはず。わかりやすく言うと、大企業はセキュリティー対策を、かなり時間も金もかけて、きちんとやっているが、そこと取引する企業は非常に心配」
引用元:Yahoo!ニュース
トヨタ本社のようなところは、海外からのサイバー攻撃にいつでも対応できるよう、セキュリティには万全を期しており、直接狙っても難しいということなのですね。
そのため関連会社を狙って、トヨタの部品の供給を止めるという暴挙を考えているようです。
小島工業が受けたランサムウェア攻撃とは?
ランサムウェアとは、使用しているコンピュータを強制的にロックしたりの中にあるファイルを暗号化して、元の状態に戻すことと引き換えに身代金を要求してくる不正プログラムの一種です。
一度感染すると、コンピュータの中にあるファイルの多くを暗号化し、そのままでは使えないような状態にしてしまいます。
引用元:ウィルスバスター
またそれだけでなく、画面に警告が表示され、一定時間内に身代金を払わなければ、ファイルを取り戻すことはできない、などと脅迫されます。
今回、小島プレス工業がサイバー攻撃されたものは、身代金要求型のランサムウェアのようです。
一度感染すると、コンピュータの中にあるファイルの多くを暗号化し、そのままでは使えないような状態にしてしまうという、恐ろしいコンピューターウィルスですね。
小島プレス工業では、日本が具体的経済制裁を発表した3日後に、サーバーの障害を検知し、再起動すると、ウイルスの感染と脅迫メッセージが確認されたそうです。
小島プレスだけでなく、今後も日本企業を狙ったサイバー攻撃がある可能性は高いでしょうから、早急な対策が必要ですね。
トヨタの小島プレス工業まとめ
今回は、トヨタ自動車の取引先企業・小島プレス工業がサイバー攻撃を受けた理由や、ランサムウェアって何なのか調べてみました。
トヨタ自動車の取引先企業・小島プレス工業がサイバー攻撃を受けた理由は、トヨタ本社ではセキュリティ対策が万全のため、セキュリティが脆弱な取引先企業である「小島プレス工業」が狙われたようです。
サイバー攻撃でも、ランサムウェア攻撃という、身代金要求型のウィルスを使い、コンピューター内部のファイルを使えないようにし、一定時間内に身代金を払わなければ、ファイルを取り戻すことはできないという。
今後もこのようなサイバー攻撃に注意が必要で、早急な対策が求められるところですね。