フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手のドーピング違反について、正常な人が摂取すると、危険がゼロではないという報道がありました。
そこで今回は、ワリエワ選手の薬物摂取は命にかかわるのか、健康被害や将来の影響を調査しました。
ワリエワの薬物摂取は命にかかわる?
フィギュアスケート女子のワリエワ選手が、ドーピング違反騒動で揺れていますが、日本循環器病予防学会の元会長で、東京・寺田病院名誉院長の澤井廣量氏が次のように警鐘を鳴らしています。
「正常な人が摂取すると、危険な状態に陥る可能性はゼロではありません」
引用元:日刊ゲンダイ
日本循環器病予防学会の元会長で、寺田病院名誉院長の澤井廣量氏という、循環器関係では最高峰の先生が言っているわけですから、これは聞き捨てなりませんね。
ワリエワ選手がこのままフリーの演技を行った場合、命の危険があるといいうのです。
しかし、ROCのフィギュアのチームドクターは、2008年北京夏季五輪で不正輸血を行い、資格停止処分となっていた医師のフィリップ・シュベツキー氏なのです。
(フィリップ・シュベツキー氏については、下記に詳細記事があります。)
不正輸血を行って、資格停止処分となっていた医師をチームドクターにするという、信じられないことですよね。
ワリエワの摂取した薬物の効果は?
ワリエワ選手の体内から検出された薬物は3種類あり、禁止物質のトリメタジジン、ハイポキセン、L-カルニチンという物質のようです。
このうち、禁止物質のトリメタジジンは、アスリートにとってどのような効果があるのでしょうか。
澤井廣量氏は次のように話しています。
「トリメタジジンは、狭心症や心筋梗塞などの薬で、酸素と栄養を与える冠状動脈を拡張する効果がある。
私自身、過去にこの薬を患者さんに出したことはありませんし、日本では一般的な薬ではない。
アスリートにとっては血管が広がることで血流が良くなり、心肺機能が高まる効果があると考えられます。ハイポキセンとL-カルニチンはビタミン剤です」
引用元:日刊ゲンダイ
トリメタジジンは、狭心症や心筋梗塞などの薬で、酸素と栄養を与える冠状動脈を拡張する効果があるということですね。
つまり、健康な人は摂取してはダメだということです。
冠状動脈を拡張するということで、酸素も栄養もどんどん流れるわけですよね。
澤井廣量氏は、ワリエワ選手がこの薬を摂取することで、重大な副作用を引き起こす可能性について、次のように指摘しています。
頭痛、ふらつき、食欲不振などの副作用を引き起こす恐れがあります。ワリエワ選手が心臓疾患を抱えていないと仮定、正常な人がこの薬を摂取すると低血圧症になる可能性がある。
冠状動脈を拡張すると、脳など他の血管も拡張され、血流の勢いが落ちるからです。
低血圧を長く繰り返すと血液の循環が悪くなり、逆に狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患による重篤状態を引き起こしかねません。
引用元:日刊ゲンダイ
あくまでもドーピング結果は、昨年12月に行われたロシア大会での検査結果のため、北京五輪では摂取されていまいわけですが、もし摂取していて、演技を行った場合は、重篤な状態になる可能性があるということですね。
みんなの声は

競技の公平性という問題もあるけど、何よりワリエワ選手の身体への影響が心配ですね。



今回、スポーツ仲裁裁判所は「未成年であるから」を理由に五輪出場を認めました。とすると、今後、ROCから出場する選手のほとんどが未成年になった場合、これをどうするのでしょう。



前々からロシア女子選手のサイクルが非常に短い事は気になっていた。言い方悪いけど凄く使い捨て感が強いよね。



心臓の病と診断を下したのもロシア国内の医師で、それを元に処方された薬。ワリエワ選手が心配です。
ワリエワの薬物摂取まとめ
今回は、ワリエワ選手の薬物摂取は命にかかわるのか、健康被害や将来の影響を調査しました。
ワリエワ選手の体内から検出された薬物は3種類で、禁止薬物のトリメタジジンを摂取して演技した場合は重篤状況になる可能性があるという。
命に関わるような薬物摂取を、まだ国ぐるみで行っているとしか思えませんね。
15歳というワリエワ選手の体調の方が心配されますね。